エコロに暮らそ第1回〜第5回
毎日新聞 2001,4,4掲載
お花見弁当
桜の季節。さて、私はいえば、花より団子。でも、気になるのはお花見のあとのごみの山だ。
本当はお重に入れたごちそうが何よりだが、そうそう手間はかけられない。帰宅後の片付けを考えると憂うつになって、桜も色あせてしまうという人もいるのでは。
そこで、提案したいのが紙パックの再利用。下の方、三分の一位を切ると升のような形になる。ここに、ちらし寿司やサラダや煮ものを入れて適当な大きさの箱に並べればできあがり。防水加工済みの紙パックは汁が出るものでも心配ない。帰りはぺチャンコにつぶして持ち帰り。絶対に公園や帰宅
途中のごみ箱には捨てない。
暮らしの中で使える物はどんどん再利用。あまり無理はしないで楽しくおもしろくがポイント。
エコロな暮らしは半歩ずつ、一歩ずつ。
毎日新聞 2001,4,11掲載
家電リサイクル法
いよいよ、四月からスタートした家電リサイクル法。三月中に駆け込みで買い替えをしてしまった!という人も多いのでは。
その昔、三種の神器と呼ばれた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機。3Cと称されたカラーテレビ、クーラー、車。そう、家電りサイクル法は日本の高度経済成長の誇りだった電化製品を対象とした法律だったのだ、実は。
家庭のなかにひとつひとつ、新しい機器が入ってくることが豊かさの指標だった時代。それを文化生活と呼んでいた昭和三十年代、四十年代。まさか、「文化」がごみとして押し寄せる時が来るなんで誰が想像しただろうか。
市民の暮らしが文化を作る。だから買う前にしっかり考える。修理できるものは直して使う。次世代にカッコイイ文化を継承したいから。
毎日新聞 2001.4.18掲載
ステキな贈り物
取材先でステキな人と出会うことは多い。つい先日、意気投合してから2年以上もご無沙汰していた女性から突然、宅配便が届いた。
開けてみると、地元スーパーの広告の裏に「はねだしの花ですが、香だけでも楽しんでください」と太い大きな文字がデンデンデン。新聞紙に包まれたフリージアがたくさん現れた、香りとともに。
そういえば、子供のころ、道端に咲く花を束ねてお花屋さんごっこをしたり、家に届くヨーグルトの壜を花瓶変わりにして遊んでいたなぁ。花や木々の香りが、季節の到来をこっそり教えてくれていたことも思い出した。
花はいずれ枯れてしまう。でも、生き生きとした美しさや香りはずっと記憶に残る。見えない豊かさをたくさんプレゼントしてくれる花はとてもステキな贈り物だ。
毎日新聞 2001,4,25掲載
歯ブラシ
先週まで歯医者通いをしていた。痛い思いをするたびに反省するのだが、いつのまにか忘れて、いいかげんな歯磨きに戻ってしまう。そのくせ、毛の乱れた歯ブラシを使う気にはなれず、使い古しの歯ブラシが次々と誕生する。 私はこれらの歯ブラシを掃除ブラシとして再利用する。特に網目や細かな部分の掃除にはとても便利で重宝する 再利用した歯ブラシの再々利用は、台所や洗面所や浴槽の排水口や排水管のお掃除。ただし間違って落としてしまったらおおごとなので、歯ブラシと手首をひもでつないでおく。万一手がすべっても、すぐに引き上げることができるし、安心してゴシゴシ掃除ができる。歯ブラシの長さ程度しか掃除できなくても、しないよりはずっといい。ここまで使ったら、ごみ箱へ。
毎日新聞 2001,5,2掲載
電車に乗ろう
「ゴールデンウィークなのにどこにもお出かけしないの」なんて子供にぐすられたら、最寄り駅に直行。沿線の観光地ガイドやお祭り情報はもちろん、イベント、デパートの催し、絵画展、スポーツ観戦など、たくさんの情報がポスターやチラシから入手できる。
ポイントは子供を電車に乗せること。誰かが運転しなくてはならない車とは違って、子供と並んで話をしたり、行動できたりするのが電車の利点。自分の足で歩く距離が多いので、心地よい疲れで親子ともども夜はぐっすり眠れる。
「環境問題を考えると、車ではなく電車だ」という理由づけではなく、親ととなり駅まで行くだけでも、子供には嬉しいお出かけ。嬉しさをたくさん味わった子供は人にもモノにもやさしい大人になれるのではないかな。ステキな休日を!