エコロに暮らそ第11回〜第15回


毎日新聞 2001.6.13掲載

エコクッキングのすすめ

 エコクッキングといえば大根の丸ごと料理がおなじみだが、私の「えじり流エコクッキング」は調理方法だけはなく、幅広く「エコっちゃおう」というもの。
 たとえば、おからを食べて産業廃棄物を減らす。おからは、豆腐を作る時にできる栄養価の高い食品だが、製造過程で発生するごみでもあるため産業廃棄物になる。これを食べれば産廃が減るなんて実にダイナミック。私の定番は炒りおから。ただし、腐敗が早いので特にこの時期は注意が必要。
 一番おいしい時期にうまさを封じ込めた素材缶の利用もお勧め。ひじきや豆類、カニやホタテなどいろいろある。缶詰は開けなければ常温で保存でき、缶のリサイクルルートも確立している。手ごろな量で食べ残し防止にもなる。
 まだまだあるので続きは近いうちに。


毎日新聞 2001.6.20掲載

焼き鳥の串にはご用心 

 ビールがおいしい季節になってきた。おつまみには茹でたての枝豆もいいが、アツアツの焼き鳥もうれしい。
 さて、家庭で焼き鳥を食べた後の串はどうやって捨てたらよいのだろうか。ごみの収集をしている人たちに話を聞くと意外なほど手に串を刺した経験のある人が多く、驚いてしまう。
 串は一晩、あるいは数時間、水を入れたコップや湯飲みにとがった方を下にしてつけておけば簡単に汚れが取れる。それを、適当な空箱やビンなどに挿して溜めておき、ある程度まとまったらボール紙などの厚い紙に包み、しっかりガムテープで止めて可燃ごみに出す。汚れたまま保管すると虫が発生したり、臭ったりするので汚れを取るのがポイント。きれいになった串はしっかり乾かせば再使用も可能。


毎日新聞 2001,6,27掲載

傘袋の工夫

 雨の季節。かかせないのが傘。入口に使い捨ての細長い傘袋を用意しているお店が多い。傘についたしずくが垂れて床が滑ったり、商品が濡れるのを防ぐためだ。
 使い捨て袋に対抗して、傘のしずくがとれる装置を置いているところも出てきたがまだまだ少ない。
 しゃれた喫茶店などでは店内専用の傘袋を用意しているところもあり、それぞれ工夫した傘対策だ。
 さて、電車に乗っている時の濡れた傘。折りたたみ傘なら手持ちのビニール袋にさっと入れればよいが、長い傘はやっかいだ。私は、使い捨ての傘袋をお店で捨てずに持ち帰る。底に溜まった水を捨て、傘の柄にくるりと巻いておけば邪魔にならないし、再使用OK。電車の中で使えば回りに迷惑をかけ
ずにすむ。ただし、店内専用袋などは絶対に持ち帰らないように!


毎日新聞 2001,7,4掲載

ごみと資源は同じ窓口で 

 先日、ある学童クラブに頼まれて、ごみ問題をテーマにした親子交流会を手伝うことになった。
 ごみの話をするときには、必ずその地域の分別ルールや特徴的な施策を役所の担当窓口にたずねるようにしている。そこで、学童クラブの職員からもらったその市のパンフレットに記載してある番号に電話をかけた。回収したごみはどこの清掃工場に運んでいるのかをたずねると、ごみのことははっきりわからないと言う。では、と教えられた電話番号にかけると、今度はごみのことはわかるけれど資源についてははっきりわからないという答え。資源は最初に電話したところが担当だそうだ。
 なんかヘンだ。ごみと資源の問い合わせ窓口はいっしょにすべきではないのか。こんな自治体に住む市民が気の毒に思うできごとだった。


毎日新聞 2001,7,11掲載

夏野菜とラタトゥイユ

 トマトやキュウリがおいしい季節。ハウスものは、露地ものに比べるとトマトで10倍、キューリで5倍近くのエネルギーを使って栽培されているという。逆にいうと、季節野菜は省エネ食品。栄養価も高い旬を逃しちゃだめ!
 夏野菜が多量に手に入ったら積極的に南仏風野菜の煮もの、ラタトゥイユを作ろう。まず、なべに油を引き、にんにくをいためて香りを出す。次に適当な大きさに切った野菜をどんどん炒め、火を弱めてフタをする。野菜自身がじわじわと水分を出してくれるが、もうひとがんばりしてもらうために塩をパラパラと。なべの野菜がしんなりしたら、塩とこしょうで味を整えてできあがり。
 使う野菜の種類や量はおまかせ。味も煮る時間もおまかせ。好みにあわせて自分で決める。これぞ、「えじり流エコクッキング」の基本のき。