エコロに暮らそ第16回〜第20回 


毎日新聞 2001,7,18掲載

バーゲンに勝つ!

 本格的な夏到来と思ったら,もう夏物バーゲンたけなわ。20%、30%はあたりまえ、半値以下になっているものもあり、ついつい手が伸びてしまうし、財布の紐もゆるみっぱなし・・なんて人いない?
 実は私もバーゲンは大好き。長年の失敗経験で最近はじょうずに利用できるようになった。
 まず、予算を決め、現金払いに決める。財布の中には予算以上のお金は入れない。カード決済は懐が大きくなり過ぎるので要注意。
 買うものの優先順位を決めるのも大事。家族みんなで必要なもの、自分が使いたいもの、家族の誰かが欲しがっているもの。一人で決められなければ家族会議を開いて決めてもらう。
 そして、買うか買わないか迷った時には「買わない」を選ぶことを誓ったら、はりきって出かけよう。


毎日新聞 2001,7,25掲載

資源の価格破壊

 古紙回収はずっと民間の仕事としてなりたっていた。しかし、ごみ減量という難題を突きつけられた行政が苦肉の策としてはじめたのが「資源ごみ」という区分けと回収方法。「ごみ」だから不用物。しかし、実際には使える資源なので、タダに近い価格で古紙市場に流れていく。民間回収が太刀打ちできるはずがない。
 なぜ、行政が民間の仕事を取り上げてまで税金で資源を集めるのか。それは、多量のごみを出し続けてきた私たち、それを許した社会に原因がある。資源物の価格破壊を作り出してきてしまった。
 古紙価格が下がりっぱなしで回収業者は廃業に追い込まれていると聞く。目指す資源循環型社会は枠組みだけでなく、回収業という日本の文化を継承できる血のかようしくみにしていきたい 。  


毎日新聞 2001,8,1掲載

スイカの紐

 スーパーでスイカを買った。販売棚に並んでいる時から、紐を編んだスイカ専用ネットに入っていた。もちろん、そのままぶらさげてレジに行き、お金を払った。
 精算が終わったスイカを受け取ろうとすると、なんとレジ袋に入れようとしている。「そのままでいいわよ」と言うと、スーパーの名が入ったテープを貼ってくれた。
 細い紐が手に食い込むのをグッと我慢して持ち帰るスイカは、ちょっとだけ憎くもあるが、冷たくひやしたみずみずしい甘さは暑い日にはたまらなく嬉しい。
 家に帰ってスーパーのシールを剥がしながら、ネットがいじらしく思えてきた。このまま捨てるなんてかわいそう。私は、結び目を一つ一つほどいて、紐として復活してもらうことにした。指先がちょっと痛かったけど。


毎日新聞 2001,8,15掲載

中身が見える容器

 だいぶ前のことだが、知人から透明ガラスの密閉容器をもらった。
 長年、愛用していたプラスチック容器が水漏れしたり、熱で変成したり、汚れがこびりついていたりで、そろそろ買い替えないと・・と思っていた時でタイミングのよさにひたすら感激してしまった。 さて、2、3ヶ月使って感じるのは、中が見える効用のすごさだ。前日どころか、その日の朝の残りものも夜になるとすっかり忘れている私でも、ガラス容器に入れた食品だけは見落とす事はない。なにしろバッチリ見えるのだから。
 そこで、悩んだあげく、思いきってプラスチック容器の半分以上を処分し、ガラス製容器に替える事にした。もちろん処分したのは年季が入ったものだけで、数も半分に減らした。これで、食べ残しもおいしいうちに食べられそうだ。 


毎日新聞 2001.8.22

自動車のリサイクル 

 産業構造審議会自動車リサイクルワーキンググループでは、自動車リサイクルの法制化にむけた報告書案に対する意見を27日まで募集している。
 自動車のリサイクル率はすでに8割近いが、まだまだ資源として利用できるものが埋めたてられているのが現状。リサイクルがすすめば処分場の延命化にもなる。
 カーエアコンのフロン回収は、すでに成立しているフロン法で義務づけられ、自動車メーカーは多面的な環境対応に迫られる。
 また、リサイクル費用を新車購入時に徴収することも報告書案に書いてある。そこで、法律ができてから文句をいうのではなく、法案作りの過程でユーザーも意見を出そう。詳細は経済産業省製造産業局自動車課のホームページか、電話03−3501−1690へ。