エコロに暮らそ第26回〜第30回 


毎日新聞 2001.9.26

ごみ袋もごみになる

 「ごみを入れて回収に出す袋もごみになる。だから、薄い袋で量を減らそう」というテレビCMを見た。宣伝しているごみ袋の銘柄をチェックもしたわけではないが、メッセージには共感できる。
 スーパーの袋をごみ袋に利用する人は多い。でも、本屋、ブティック、パン屋などのちょっと厚めで色やデザインがステキなプラスチック袋はごみ袋にするには使い勝手が悪い。だからといって他に大した用途もないので、いったん手元に保管はするものの、最終的にはそのまま捨ててしまうことになる。
 基本的に袋はもらわないようにしたい。どうしても、もらってしまったら再利用する。再利用できないならもらわない。こんな単純なことの繰り返しが実は暮らしを見直す基本のキ。


毎日新聞2001.10.3

お刺身のパセリ

 スーパーで売っている刺身にプラスチックの菊の花やシソの葉が添えられているものがある。ぜったいに食べられない飾りなので、やめてもらいたい。
 逆に私が歓迎しているのはパセリだ。食の好みは個人の自由だが、刺身とパセリをいっしょに食べる人はそう多くはいないだろう。もちろん、私もそう。いっしょに食べるのではなく、パセリだけよく水洗いし、細かく刻んで冷蔵庫か冷凍庫に入れておけばスープやピラフなどに使えてとても便利。生臭いにおいはまったくしない。
 パセリ一束はかなりの量がある。
好きな人は食べてしまうだろうが、薬味程度にしか使わない人にとっては手におえない量である。パセリと刺身がマッチするかは別にして「刺身を食べてパセリを得る」は我家の常識になりつつある。


毎日新聞2001.10.10

病気になったら

 母親が病気になると子供はとても不安。食事の支度ができないとなると緊張はピークに達する。
 病気になる前、私たちの体は必ず信号を出してくれるので、私は主食を中心に買い物をしておく。まず赤飯や炊き込みご飯。少量ずつラップに包んで冷凍庫で保管する。レンジを使えばすぐ食べられ、味のついたご飯なら、おかずがなくても急場はしのげる。食パンも冷凍しておけば、凍ったままでトーストできる。つゆ付きの麺類や焼きおにぎりなど冷凍食品も重宝する。ただし、ふだん食べない食品を買い込むのは避ける。残して結局は捨てることが多い。
 後片付は子どもに任せる。親がふだんから分別を習慣にしていれば子どもも結構、理解している。少しぐらい間違えても文句は言わず、元気になってから教えよう。


毎日新聞2001.10.17

缶バッジのマグネット

 遊園地やイベントの記念品としてもらうことがある平たい金属製の缶バッジ。アイドルの写真やアニメのヒーローがついたものもあるが、我が家では、子供が市のリサイクル関連の行事に参加したり、施設の見学に行ったときもらったバッジがずいぶんたまってしまった。
 そこで、私は裏がシールになっているマグネットを買ってきて、バッジの裏に貼りつけた。冷蔵庫の扉や鉄のドアなどにちょっとしたメモを貼るのに便利。いくつあっても重宝する。捨てずにすんだと思うと大切にしたい気持ちが大きくなる。
 記念品や景品をもらうのはうれしいが、始末に困るものが多い。行政がごみ減量のPRをするなら不要になったときのことまで提案できるグッズを提供してほしいと思う。


毎日新聞2001.10.24

再生品も互角に勝負

 今年夏、渋谷駅構内に「ランキンランキン」というお店がオープンした。種類ごとに売れ筋商品が並んでいて、私はちょくちょく寄り道をしては楽しんでいる。
 食品や音楽CD、書籍などといっしょに文房具があるのだが、再生材料を使ったノートやボールペンが上位にあるととてもうれしい。客層は若い人たちが多い。お目当てのランキングを楽しみながら、再生文房具に触れている様子を見るのは、ごみ問題と長く関ってきた私にとってこのうえない幸福だ。
 この店では、従来品と互角に勝負し、堂々1位の再生文房具もある。再生品は値段が高い、質が悪いの時代は終わりに近づいている。リサイクル社会を支えている実感が得られる再生品を、より多くの人にもっと使ってもらいたい。